携帯カメラの星の海

引退式ですが、携帯カメラをみんなかざすもんだから、モニタの色が星のように光って妙に綺麗です。

前のエントリの続きですが、こんな例を考えてみました。

F1でとあるチームが毎回毎回予選ではギリギリのラインで通過していつも最後方スタートなのだが、本戦になると毎回10何台をパスして必ず1位になる。それもラストの数ラップだけで。そんなF1を毎回見せられたら、いい加減気が付きますよね。なんかおかしいって。
それを毎回何にも考えず「すげー」って見ているのが今の状態です。おまけに、毎回感動までしちゃうんです。勇気とか元気とかもらっちゃう人までいます(笑)

マラソンのトップランナーがいます。毎回ずと後方にいて、ラスト2kmだけで数十人をごぼう抜きして毎回優勝しちゃうすごいランナーです。でも、それが10回以上も続いたら、誰か何とかするとか思いませんか?
それを毎回何にも考えず「すげー」って見ているのが今の状態です。おまけに、毎回感動までしちゃうんです。勇気とか元気とかもらっちゃう人までいます(笑)

実は、これは追い込み馬であることに多分に問題があります。追い込みが決まるのは感動するんですよ。その気持ちはわかります。それは追い込みにリスクがあるから、ドキドキ感があるからなんです。逃げ馬は、自分の実力だけしか逃げることができないので、ダメな時はしょうがないという気持ちが働きます。追い込み馬は、常に前が残ってしまうリスクと闘いながら走っています。それと、馬群の後ろを走るということで、前の馬の影響を受けやすいこともリスクの大きな理由の一つです。それなのに計ったように誰の邪魔も受けず同じコースを通って来る。そして勝ち続ける。なんかおかしいと思うのが正常ですよね。
誰か被せてもいいし、誰か外のコースを先に通ってもいい。正直3コーナーから4コーナーの部分で抜け出す所を止めたら、簡単に勝てなくできるんですから。外に一頭居ればいいだけだし、さらに外を抜け出すつもりならば、隊列を長くして最後方が3コーナーの時には先頭は4コーナーで直線に向いていればさすがにあの脚でも届かない。

そんなことを誰もやらないレースは、すごく違和感があります。毎回そういう被せたり隊列長くなったりするレースをいろいろ見ているのですから。

日本人の場合、上のマラソンランナーの例だと意外と何度でも感動できそうなんですけどね(笑)

コメント(2)

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テイエムオペラオーを強引に負かしにいった、大阪杯の後藤はカッコ良かったな…。あまり好きなジョッキーじゃないけど、あれは良かった。

確かに、ある馬が他の馬を追い抜く、という瞬間は、その馬が他の馬に勝った瞬間でもあるわけで、それがちゃんと目に見えますからね。
逃げ馬だと他馬を交わすってシーンがないだけに、よほどの圧勝じゃないと強く見えなかったりしますよね。終い粘ってギリギリ逃げ切ったりってのもその馬に力があっても印象良くないでしょうし。

自分のところで書きましたが、競馬談義をする際にネタにするに足る馬だとは思いますが、勝負に勝つという要素に乏しい馬だな、という気がします。ディープインパクトって。

ナムラハンニバル強かったなー。

ではでは。

てつじん

そういう意味じゃテイエムオペラオーは強かったですよねぇ。ヤネが和田であれだけ挑まれて全てぶち倒して来たわけですから。武豊ってのもディープがヘンに恵まれている条件の一つですしね。

そう、負かしに行く馬がいないと「レース」じゃないんですよね、そもそも競走じゃない。ということは競馬じゃない。競馬は見て楽しいんですけどね。競馬じゃないのは....。

追い込みを安心して見ていられる、なんてのは競馬としてはインチキだと覚えてきてしまったわけですし。

強かったっすよねぇ、引退の花道を勝利で飾る。

エンシェントヒル...って使われてたな、このネタ(笑)

ではでは。