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2005年10月23日

英雄が奏でる、JRAの第二楽章

3頭立てで1着になったって、三冠は三冠です。菊花賞で競馬をしていたのは、横山典と佐藤哲と武豊。この3人だけです。こんなつまらんレースなんて、感動なんかあるわけもない。

一頭強い馬がいる、あいつに勝つにはどうしたらいいのか、どうやれば勝てるのか。そういう事をレースに参加するジョッキー全員が考えて、その一頭を叩きつぶしに行って、それでもなおそれを叩きのめして勝つ。強いということは、そうやって証明されるものなんです。去年あれだけの名レースになったのは、他のジョッキーもなんとかして勝とうと手を打って全部の馬がきちんと勝とうと競馬をしたからなんですよ。

今回はなんなんでしょう?最初から勝つつもりのない馬ばかり。あんな小さい馬なんだから外からかぶせるとか、中で閉じこめるとか、やろうとするそぶりすら示さない。邪魔しないように乗る事しか考えないヘタレばかり。

最近競馬場で、騎手の名前をあげて「○○(騎手)○ね?!」とひどいヤジが飛びますが、最初に書いた3人以外の能力上位の馬の騎手は、そうヤジられても文句の言えない騎乗だったと思います、全員一度○んでこい。

こんな奴らが、競馬をつまらなくしている。
こんなの見て感動、とか言ってる連中は毎週きちんと競馬見ろ。
データと記録で感動できるなら、別にレース見なくてもいいだろう。

だからこそ、地方の騎手が与えられた少ない機会を何とか生かして勝つために、全力で馬を追う姿に感動を覚えるんでしょうね。
世の中、井の中の蛙で本物を知らないというのもある意味幸せかもしれませんが。

英雄だと、笑わせるな。
第二楽章をプレゼントしてあげるよ。


投稿者 tetsujin : 2005年10月23日 22:31

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