今日のG1、久しぶりに衝撃を受けた走りを見せてもらいました。逃げ粘るライトオで決まりかと思った坂の上、一頭だけ次元の違う脚を繰り出して抜け出してきたサイレント、いつも通り最後に賭けたデュランダルの切れ味も及ばない正に世界の脚でした。個人的にはオリエンタルエクスプレスを桁違いのエンジンで一瞬で突き放したあのタイキシャトルの仕返しをされたような感じです。
なんか、ニトロスイッチを入れた時の「ズドンッ!」というような加速感ちゅうか、短距離ワープちゅうか、奥歯噛んで「加速装置っ!」ちゅうか、種が音たてて砕けて黒目の焦点が無くなっちゃったっちゅうか、普通ではあり得ない一瞬の脚。
こういうレースを待ち望んでいるんですよ。ヤラセ感も全くなく、手放しで「すげぇ?っ!!!」と言える衝撃のレース。今日この場に競馬見に来てよかったなぁ、と思える瞬間です。