先週は「レース」としてはかなりの低レベル(競ってない競馬はレースとしてレベルが低いという持論)だったのですが、今週のレースは「これぞ競馬」という見応えのあるレースでした。正にこういうのを初めて来る人に現場で見て欲しいんですけどねぇ...今週は先週の半分の人出ですが、競馬好きが競馬を楽しむならこのぐらいの人出がいいんです。
それにしても、サイレントウィットネスってつくづく化け物です。本馬場入場では、のそのそずっしり、馬格がでかい上に王者の風格まで見せて返し馬。本質はスプリンターだといいながら、坂の下からゴール近くまで自分に競りかけた馬をことごとく競り潰していくスタミナと根性。結局合わせに行かずに来た2頭に最後に差されますが、香港の王者として十分なまでの存在感を見せつけてくれました。世界って広いっすね、たかが日本の王者で大騒ぎなんてバカみたいです。金曜日のエクウスでも「昔のように今一度世界に叩きのめされた方がいい」というコメントがあったように、まさに世界級の強さを感じた一日でした。
こういうのを見るのが正にG1の醍醐味ってもんです。