一つの時代が終わる時

本当にびっくりしました。
競馬を始めて一番影響を受けた人間は誰、と聴かれればこの人の名前を即答します。仕事に対する考え方、人の進んだことのない道を常に進むフロンティアスピリット、彼の後ろから続くすべての騎手は未だに彼に追いついていないと思います。競馬の記録だけではなく、人間として記憶に残る人物、それが岡部幸雄。こんなに存在感のある人は日本の競馬界には誰もいません。

でも、この人物のすごいところは、引退してもまた何かチャレンジするであろうと思わせるところ。次はどの世界を開拓していくのでしょう。結局、武豊でさえ岡部さんの二番煎じでしかないわけです。引退ですら先にされちゃったわけですから(笑)

本当にかわいそうなのは、今から後に競馬を始める人は、岡部を知らない世代となってしまうことですね。